2019 GLOBAL BEAUTY CONGRESS Kagoshima

グローバル・ビューティ・コングレス鹿児島大会。今年はマルヤガーデンズ8階の「BLOOM by maruya gardens」での開催となりました。モデル（＝顧客）の個性を引き出し、コスチュームに合ったヘア・メイクを競います。今大会はなんと全国大会への出場がこれまでで最大の3枠。その3枠を競って熱い戦いが繰り広げられました。

REPORT

GLOBAL BEAUTY CONGRESS 2019 Kagoshima

グローバル・ビューティ・コングレス鹿児島大会
9.23 Mon
@マルヤガーデンズ8F【BLOOM by maruya gardens】

MAKING

用意された衣装は最新のモード。その豪華なブランドラインナップは『GBC』の大きな特徴でもあります。様々なテイストの衣装の中から、どの衣装になるかは当日抽選で決定。日頃のサロンワークでの経験を活かし、その衣装に合わせたヘア・メイクを施します。限られた時間の中で世界観を作り上げる必要があるため、判断力、感性、技術、手際など、美容師に必要なあらゆる要素が試されます。

WALKING

審査員は、スタイリング中、スタイリング後を審査。そしてウォーキングへと移ります。美容師は自身の作品についてコメントし、モデルはウォーキングで審査員にアピールします。

ENTRY

1.TOMATE hair design by VANVERT

2.hair make sacca

3.Juno 天文館本店

4.SESSION Hair Design

5.HEARTS

6.Juno イオンモール鹿児島店

7.Juno オプシアミスミ店

8.DECOR

9.Juno LICOT吉野店

10.Juno イオンタウン姶良店

11.grand jete THE SALON

12.noubl

13.HANDS CLAN

14.depth design products

15.Juno イオンモール鹿児島店

16.incanto by hands

【コスチューム協力】agris（アグリス）／Ahcahcum（アチャチュム）／EAUSEENON（オウシーナン）／ebe（エベ）／emanuel ungaro（エマニュエルウンガロ）／FACETASM（ファセッタズム）／GUT'S DYNAMITE CABARETS（ガッツダイナマイトキャバレーズ）／jean genie & hungry freaks, daddy（ジーンジニーアンドハングリーフリークス,ダディ）／manielle（マニエル）／Miki MIALY（ミキミアリー）／Quantize（クオンタイズ）／VICKY（ビッキー）

【審査員】
Bijoux 代表　熊谷真由美様
岡本組モデル　池亜矢子様
スタイリスト　尾崎千世様
カメラマン　南修一郎様

最終結果

今回、熱戦を制して見事グランプリに輝いたのは〈grand jete THE SALON〉様。準グランプリの〈Juno オプシアミスミ店〉様、3位の〈noubl〉様の3チームが10月21日（月）に京都で行われる全国大会に出場します。

［作品解説］今回の衣装を見た時に、歩く度に揺れ動くスカートのエアリー感や、ジャケットのスマート感、また、全身にボタニカル柄が散りばめられたモノトーンの衣装だったので、そこから連想して｢生きる｣をテーマにしました。ヘアは自然界に存在する草木や花をイメージし、風に吹かれた草木、そして、何よりもイキイキと咲く花から生きる命をイメージ。メイクはあえて、全体をシンプルにまとめ、ベースとアイブロー、アイラインにポイントを置き、自然の柔らかさや力強さも表現しました。モデルさんのもつどこか凛とした存在感と、可愛らしい姿を最大限に活かし、花のように多くの人に心を開き、愛を与え、世の中をリードし、生きる喜びを感じる女性をイメージして作り上げました。

グランプリ
grand jete THE SALON
ヘア　徳永洋さん
メイク　上之園千佳さん
モデル　本田奈鼓さん

［作品解説］今回の衣装と、モデルの肌色が凄くマッチングしていて、ショートを活かしたインパクトのあるデザインに仕上げました。衣装の色味に合わせた芯のある強い女性像をイメージして作りました。すらっとしたモデルの体型に、タイトにジェルを使ったカールスタイルで「強くも美しく」を基点にデザインを考えました。ジェルを使った細かい髪の動きと、アイメイクにポイントを置いています。

準グランプリ
Juno オプシアミスミ店
ヘア　髙橋若菜さん
メイク　横道菜々さん
モデル　新田優子さん

［作品解説］今回、メイクはアイラインを丁寧に衣装に合わせて色味を選びました。リップにポイントを置き、中心には光沢のある素材を付け、色味もグラデーション状に仕上げました。ヘアはシルエットと質感にこだわり、毛束や飾りにも少し意外性のある外しを入れ、色味や形、全てがグラデーション状になるよう、メイクとのバランスも合わせました。イメージは、柔らかく可愛いらしい中に、どこかカッコいい女性像を創りました。全国大会も頑張ります。ありがとうございました。

3位
noubl
ヘア　栫貴弘さん
メイク　徳永愛美さん
モデル　兒玉莉来さん

入賞
TOMATE hair design by VANVERT
ヘア　小野池翔太さん
メイク　北ノ園かな恵さん
モデル　大平美希さん

入賞
SESSION Hair Design
ヘア　池田信吾さん
メイク　森美鈴さん
モデル　園田美羽さん

審査員特別賞
HEARTS
ヘア　神村高彰さん
メイク　橋口愛海さん
モデル　中間愛莉さん

総括

皆さん（前回大会からの）この一年、思いを込めてメイクさんとヘアさんと一生懸命に「こうじゃない、あぁじゃない」って・・・凄くその思い入れが伝わってきました。どれが良いとか悪いとか、悪いものなんて一つも無いので難しい選択でした。まぁ、いつも言うように最終的には「バランス」なんですけど。先ほど審査員である南さん（カメラマン）とも話してたんですけど「写真撮ったらみんなカッコ良いよね」って。それだけ鹿児島の美容レベルが凄い上がってるし、カッコ良い作品が多いなぁって思いました。ただ、時代って流れていくじゃないですか。で、自分の中で整理して「今欲してるものって何だろう？」って考えたら、なんかちょっとクラシックで綺麗なもの、綺麗でもっと上品で・・・・それこそ「懐かしい服」ってのが私の場合は出てくるんです。だからどうしてもそっちの方を見てしまうんですよね。時代がどんどん流れていく中で、皆さん凄く勉強してらっしゃって、流行りのものをたくさん取り入れているので「あぁ、皆さん凄く勉強してるなぁ」って思うんですけど、コンテストだから、もっとアイディアを・・・日頃見たことのないようなアイディアをもっとガンガン出しても良いんじゃないかな、とも思いました。なんかどっかで見たことがあるとか、そうじゃなくて自分自身の思いを。多分、賞を獲った方々はその思いが強かったのだと思います。イメージもはっきりし洋服も見て二人で話し合い・・・・。皆さん凄くレベルが高いので、次回はまたこれを超えるようなアイディアを見たいと思いました。

審査委員長　Bijoux 代表　熊谷真由美様