Sonic 鹿児島の美容ディーラー ソニック

PB商品を作ることになったきっかけ

　美容室に来られるお客様のどれぐらいの方がサロン専売品のシャンプーやトリートメントを使われているのか疑問に感じていました。というのも、パーマがかかりにくかったり、カラーが染まりにくかったり、頭皮に炎症が起こっていたりと、お客様の髪がどんどんシリコンまみれになっていっているという状況があったからです。私たちのサロンでも、サロン専売品を取り扱わせていただいていますが、商品が良い分、やはりそれなりのお値段がするんですね。お客様には使っていただきたいけれど、お値段がネックになっていたんです。
そんな時、ソニックさんにご提案いただいたのがPB商品でした。その手があったかと思いましたね。

商品化までの取り組み

　PB商品を作るにあたり、まず価格から決めました。お客様に使っていただくというのが第一の目的でしたから、サロン専売品の高級シャンプーと市販のシャンプーの中間くらいの価格に設定したんです。もちろんシリコンを含まないシャンプーです。
トータルで5、6回試作を繰り返していただいたんですが、全店舗の全スタッフに洗い心地をテストしてもらい、アンケートを取りました。これは、より多くのお客様に満足していただける商品を目指すため、いろいろな人の意見が欲しかったというのはもちろんですが、スタッフが商品に自信を持って欲しかったというのが一番の理由です。お客様に商品の説明、販売をするのは現場で活躍するスタッフです。「自分たちが作ったんだ」という自信があれば、商品に対する思いも違ってくると考えたんです。実際、これは効果てきめんでしたね。スタッフの中でも、各店に一人ずつ置いた代表者の売上が特にすごかったんです（笑）。

お客様の反応

　やはりこのオリジナルシャンプーの価格でも、市販のシャンプーを普段使われている方からすると少し高く感じられると思うんです。そういった方には年に3回ぐらい行なっている商品キャンペーンでの購入を勧めさせていただいています。通常よりもお安くなりますから、その機会にまずご使用いただいて、良かったらまた使っていただくという形ですね。
意外と多いのが、これまでサロン専売品の高級シャンプーを使われていた方が1度このオリジナルシャンプーをお使いになって、それからずっと使い続けられるというケースですね。
実は、パッケージはもう少しいい物にしたかったんです。でも先に販売価格を決めちゃった上に、中身のシャンプーに対して過大な要求をしたものですから、容器代にお金がかけられなくなったんです（苦笑）。
でもこれが逆にお客様から支持をいただいています。中身のこだわりはもちろん、「ボトル代をケチって中身にお金を掛けました」という価格面でのエピソードもお伝えして、納得していただいた上でご購入いただいています。